【LUMIX GX7】初期設定で難航。フォーカスポイント移動拡大・画面キャリブレーション・デジタルズームに苦労する

2018-01-09_01-55-31

ミラーレスカメラLUMIX GX7を中古で入手しました。パナソニックのミラーレスは初めて使いますので、初期設定で苦労しました。

私の使い方としては、オールドレンズのベースボディとして使うので、AFは不要です。また、RAWは使わずJPG撮って出しにしています。そのため、設定で重要なポイントとしては、マニュアルレンズでフォーカスを合わせやすくすること、オールドレンズの描写を生かすフォトスタイル設定をすること、です。また、単焦点レンズを使うことが多いので、デジタルズームを設定します。

1週間ほど使って、ようやく設定方法がわかりましたので、紹介します。

 

<マニュアルレンズでフォーカスを合わせやすくする方法>

GX7は、背面ディスプレイとビューファインダーが見やすく、フォーカス操作はしやすいです。さらに、ピーキング機能を搭載していますので、ある程度のフォーカスの目安にはなります。しかし、描写の甘いオールドレンズでフォーカスを追い込むためには、フォーカスポイントを移動して、さらに拡大して合わせることが必要になります。

GX7のフォーカスポイントの拡大は多様な方法があります。

●タッチパネルをダブルタッチ

●ナビゲーションボタンの左を押す

●後ろダイヤルボタンを2回押し込む

●ビューファインダー操作でタッチパネルをタッチパッド代わりにしてフォーカスポイントを移動後、指を離す。(タッチ設定でタッチパッドAFを相対位置に設定する必要あり)

●Fnボタンに「フォーカスエリア選択」を割り当て、Fnボタンを押す→フォーカスポイントをナビゲーションボタンで移動→センターボタンを押す

これだけ多くの種類あるので、選択の幅は多いのですが、これだけの種類があることを把握するのに数日かかってしまいました。

結果的には、画面タッチを利用することにしました。背面ディスプレイを利用時は画面のダブルタップ、ビューファインダー利用時はタッチパッド操作、にしています。理由としては、ボタン操作がやりくく感じるためです。ボタンの反応が悪く、ボタンが小さいので誤動作も多くなってしまいます。画面タッチを使った方がスムーズにフォーカスポイントの移動と拡大ができます。他のメーカーのデジカメを利用する際には、タッチ機能をオフにしてボタン操作だけで使っていたのですが、GX7はタッチ機能を利用した方が良さそうです。

 

<オールドレンズの描写を生かすフォトスタイル設定>

GX7にはいろいろなフォトスタイル設定があり、オールドレンズを生かす設定を模索していました。しかし、撮影時のイメージをうまく設定することができません。GX7で良い感じと思っても、スマホやPCに転送すると、感じが変わってしまうことに悩んでいました。

これはフォトスタイル設定の問題ではなく、画面のキャリブレーションの問題であることに気がつくのに数日かかってしまいました。LUMIX GXシリーズで、画面のキャリブレーションを行うことは必須事項のようです。他のメーカーでは、このようなことは行う必要はないため、気がつきませんでした。

mukカメラサービスの小菅さんより、画面キャリブレーションの数値のアドバイスをいただき、自分なりに設定してみました。画面の色合いを合わせる方法は、スマートフォンのGalaxy Note 8に転送した写真とGX7のディスプレイに表示した写真の色合いを合わせる方法を使ってみました。

結果的には、「モニター調整」にて、明るさ-2, コントラスト-1, 赤み+3, 青み-4。モニター輝度2。なお、ビューファインダーの調整もする必要があります。背面ディスプレイとビューファインダーの色味が違うためです。ビューファインダーは、明るさ-2, コントラスト-2, 赤み0, 青み0。モニター輝度2。

これで撮影した写真の色味が正しく表示されるようになったので、ここからフォトスタイルのカスタマイズを始められるようになりました。

 

<デジタルズーム設定>

GX7には、デジタルズームを2倍、4倍で利用ができます。Fnボタンに割り当てれば、簡単操作になります。ただ、このデジタルズームの解像度が非常に悪いです。α7IIやPEN E-PL6ではデジタルズームを多用していますが、GX7では難しいようです。

そこで、デジタルズームではなく、画素数変更+EXテレコンにて、ズーム代わりに利用することにしました。EXテレコンをオンにして、画素数を変更すると、画面が拡大して切り出されるため、画像の低下はある程度防げます。ただし、画素数が下がるため、それなりの解像度にはなります。

EXテレコンオンの状態で、画素数Lサイズ(1600万画素)で1倍、画素数Mサイズ(800万画素)で1.4倍、画素数Sサイズ(90万画素)で2倍の拡大となります。

実用としては、画素数Mサイズの1.4倍までは常用できそうです。

Fnに画素数変更を割り当てて、デジタルズーム代わりに利用しています。

 

 <その他の初期設定>

●ISO感度上限設定は1600に。ISO感度ステップは1/3EV。拡張ISO感度はオン(これによりISO160などが選択可能に)
●電子シャッターをオン(動きもので歪みが出るときはオフ)
●サイレントモードをオン(電子シャッターはオン、ストロボ発行禁止に自動設定)
http://av.jpn.support.panasonic.com/support/mpi/dsc/gx7/gx7_c03_11.html
●露出の値を表示させるために「常時プレビュー(Mモード)」をオン
●露出を後ろダイヤルに設定
●タッチ設定でタッチパッドAFを相対位置に設定。
●ダイレクトフォーカスをオン。カーソルでフォーカスポイントを移動できる。→WBなどの操作ができなくなるため、オフに変更。
●画面比率を3:2に。他の比率では、ディスプレイに余白が出る。
●ノイズリダクションを弱めに設定。
●トーンカーブ設定で、暗所と明所をカスタム

 

設定項目が非常に多く、実用になるまで時間がかかりますが、オールレンズのベースボディとして利用できるようになりました。

 

Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX7 ボディ ブラック DMC-GX7-K

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