iPhone 11でオールドレンズが使えるシステム、ulanzi DOF adapterがリリースされました。今回、DOFシステムの権威であるTOJIさんのご厚意で試用させていただきました。
DOFシステムは、一眼レフのフォーカシングスクリーンを利用して、iPhoneで一眼レフの交換レンズを使うという目的で開発されました。TOJIさんが開発販売されたTurtlebackブランドが老舗になっています。この時はキヤノンEFマウントでした。EFマウントにマウントアダプターを活用することで、オールドレンズとiPhoneという組み合わせで撮影が楽しめる画期的なシステムでした。Turtleback DOFシステムをデジカメWatchに記事を寄稿したこともあります。
TOJIさんも当時の思い出をYouTubeで語っています。
今回、TOJIさんがDOFシステムを他社に提案されて、ミラーレスのソニーEマウントのDOFシステムであるulanzi DOF adapterがリリースされました。ソニーEマウントになったというこで、マウントアダプターの使える範囲が広がり、ライカMマウントを始め、ほとんどのオールドレンズで使えるようになりました。TOJIさんのYouTubeで紹介されています。
ulanzi DOF adapterを写真で紹介します。
レンズのマウントはソニーEマウントで、フォーカシングスクリーンが内蔵されており、フォーカシングスクリーンで結像した画像を、iPhoneカメラで撮影する仕組みです。
17mmのねじ込みで、iPhoneケースにマウントします。
17mmネジ対応のiPhoneケースがulanziよりリリースされています。私は、iPhone 11用のケースを使用しています。
iPhone 11は、超広角カメラと広角カメラの2個のカメラが搭載されていますが、広角カメラの方を使用します。レンズはAPS-C相当となります。
iPhone 11ケースとulanzi DOF adapterをマウントしたところで、内蔵されているフォーカシングスクリーンがスマートフォンの向きと合うように調整して、固定します。
そして、ソニーEマウント部分にレンズをマウントします。ソニーEマウントに変換するアダプターを使えば、ほぼ全てのオールドレンズが利用可能です。
ライカMマウントの7artisans 50mm f1.1を、ライカM-ソニーEヘリコイドマウントアダプター経由でマウントしてみました。
なお、撮影時には、標準カメラアプリで撮影すると、上下が逆の像になるため、上下を逆で表示できるカメラアプリを使うと便利です。有料アプリProcameraで、ミラーリングオプションをオンにして利用しています。
iPhone 11に、各種オールドレンズが付けられるようになりましたので、いろいろ試してみます。