レノボ社長の日本語研究本が面白すぎる。「外資系社長が出合った不思議すぎる日本語」 #献本

レノボ・ジャパン合同会社、NECパーソナルコンピューター株式会社の社長、デビット・ベネット氏が本を出しました。ビジネス本かと思ったら、何と日本語研究本でした。「外資系社長が出合った不思議すぎる日本語」です。こちらを、レノボより献本していただきました。

 

2020-07-04_01-53-28

 

外資系社長が出合った 不思議すぎる日本語

外資系社長が出合った 不思議すぎる日本語

 

 ベネット社長は、日本語研究者になりたかったそうで、学生時代に日本に留学しているときから、日本語に関して、様々な研究をされていたそうです。

例えば、うさぎを一羽と数える歴史的背景や、一階二階三階で「さんがい」だけ濁音になる理由など、外国人が不思議な日本語を紹介するだけという内容ではなく、研究して調べた研究本になっています。

また、日本語と英語のニュアンスの違い、例えば、「皮肉」と「Irony」はイコールではない、という、日本語にも英語にも精通していないと感じることのできない文化の違いも考察されています。

ここまで深く日本語に精通されていることに驚きました。

装丁やタイトルがカジュアルなので、軽いエッセイ本のような雰囲気ですが、日本語研究本として読み応えがありました。日本語の勉強になりますので、おすすめです。