Gemini PDAは3つの問題点をクリアすれば最高のモバイル端末

2019-11-18_01-26-01

Android搭載キーボード端末Gemini PDAを使っています。キーボード搭載のグラムシェル型という、かつてのPDAの名機Psionのデザイナーがデザインした特殊な端末となっています。キーボード搭載ということで、ハードキーボードで入力したいユーザーには最適な端末なのですが、問題点もいくつかあります。大きく3つの問題をクリアすれば、とても使いやすくなるように感じています。

1.横画面に最適化されていないAndroidアプリ

まずAndroidアプリは、基本的に縦画面でUIが設計されています。もちろんAndroidでも画面回転機能がありますので、横画面で利用が可能なのですが、横画面で常用するのは動画再生アプリくらいでしょうか。横画面で、極端に視認性が落ちるアプリ(Facebook、Chromeなど)で、画面の解像度を変更したり、表示の拡大縮小を組み合わせたり、一時的に縦画面で利用したり、など工夫をすることで、とりあえずは凌ぐことができます。常用するアプリを、Geminiの画面に合わせて最適化できるかどうか、で使い勝手が大きく左右します。

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2.特殊配列のキーボード

日本語版キーボードを利用していますが、Androidはソフトキーボードが基本のため、ハードキーボードの利用には工夫がいります。Bluetooth外付けキーボードを利用するときと同じように、キー配列などをカスタマイズすると使い勝手はアップします。Gemini PDAで、特に問題となるのが「ー」の入力で、これを「;」に割り当てるユーティリティを使うことで使いやすくなります。

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3.端末スペックの低さ

こればかりはどうにもなりませんが、Gemini PDAのスペックは残念ながら高くありません。アプリの動作に負荷のかかるFacebookやChromeなどは動作が重くなります。同時に立ち上げるアプリを減らす、など工夫をして運用するしかありません。


貴重なキーボード端末であるGeminiシリーズは、スマートフォン化してCosmo Commicatorに進化しています。このスタイルの端末が今後も続くことを期待します。