AUTO MIRANDA EC 50mm F1.4を入手しました。オールドレンズブログの老舗「M42 MOUNT SIRAL」の筆者よりMIRANDA-LMのオリジナルマウントアダプターを入手したので、未知のミランダマウントを試してみることにしました。ミランダは、日本メーカーですが、一時期、海外市場でしか売られていなかったこともあり、中古が意外に少ないです。オークションや中古ショップで、あまり見られないのですが、新宿の中古カメラ市場で、ミランダマウントのレンズが何本かあり、AUTO MIRANDA EC 50mm F1.4を選択しました。
ミランダは買収などあり、1976年に倒産しますが、その直前に国内販売した最終のカメラ「MIRANDA dx-3」用の標準レンズがAUTO MIRANDA EC 50mm F1.4ということです。1970年代でモノコーティングという珍しい仕様。このレンズの作例が、あまりネットにないため、レンズの特徴を調べるのに苦労しています。特にミランダは、自社生産レンズよりもOEMレンズが多かったようで、どのレンズがどこのメーカー産かも謎に包まれているようです。
フードな内蔵式で、ねじ込みフードを付けても使えますが、標準的なフードでも蹴られそうで、フードの選択が難しそうです。
ミランダ用のマウントアダプター。手作りなので、貴重な製品です。
シングルコーティングで、開放はふわふわ描写です。QBM Planar 50mm F1.8の後に使ったので、あまりの描写の違いに驚きました。
ただ、絞ると描写は改善されます。F5.6まで絞った例です。
トリミングするとここまで解像しています。
以下、開放F1.4の作例。光の加減で、描写が大きく変わるので、楽しいオールドレンズです。