Engadgetのイベントに参加しました。LG G8X ThinQという2画面スマホの体験会です。
LG G8X ThinQの仕組みは、ケースに同じサイズのディスプレイが付いている、という仕組みです。面白いアイデアですね。ケースの方には、インカメラがないのですが、ノッチがあるような同じデザインになっています。
ケースと本体はUSB-Cで繋がり、ケースにはバッテリーが内蔵してなく、本体のバッテリーで駆動します。スタッフにお聞きしたところ、2画面で駆動させても、バッテリーの消費は1.2倍程度とのことです。ケースに内蔵した場合の充電方法は、独自のマグネット式のケーブルになります。
ケースを閉じると、ケース表面もディスプレイになっており、時間表示など可能です。
デュアルスクリーンで驚きの仕組みがいろいろあるのですが、基本は、独立させて2台のスマホのように使うスタイル。2つのアプリを同時に立ち上げることができます。ドラクエとポケモンを立ち上げた例。
画面を連携させることもできます。右の画面のブラウザのリンク部分をダブルタップすると、左のディスプレイにリンク先を表示。
一枚のディスプレイとしてつかうこともできます。動画などでは、折り畳み型スマホに比べると、真ん中が分断されてしまいます。
アプリによっては2画面対応しており、便利だったのが漫画。普通に見開きの漫画として読めます。漫画専用端末としてほしいですね。
驚きの仕組みとしてカメラがあります。インカメラが3200万画素という高画素なのですが、実は理由があります。ケースを裏側に折りたたむことで、インカメラがアウトカメラとなります。しかも、同じ撮影画面が表示されるので、撮影する側にも画面が見えるという、面白いことになります。ポートレート写真を撮影するときに、モデルの方が自分の撮影の様子を確認できる、という感じです。
また、アウトカメラを利用するときにも、2画面の角度を利用することで、デジカメのバリアングルディスプレイのようなイメージで、撮影ができます。
さらに、自撮りする際に、ケース側のディスプレイをライト替わりにするレフ版モードもあるそうです。これはアイデアですね。
操作をしていて、2画面動かしているのに、遅延を感じません。AnTuTu Benchmarkもハイスコア。ここで面白い現象がありました。AnTuTu Benchmarkの動画テスト中に、ケース側のディスプレイを操作すると、動画が止まりました。ベンチマーク中は、ケース側のディスプレイの操作ができないようです。
スペックです。本体とケースと全く同じスペックのディスプレイとのこと。
携帯評論家の山根博士によるプレゼンもありました。
ゲームをするときに、ディスプレイ側をコントローラーにできるそうです。さらに、5G映像の視聴で、マルチディスプレイでスポーツ観戦に便利とのこと。
ユニークな2画面スマホ、LG G8X ThinQは、予想以上に面白い端末でした。2画面対応アプリが増えてくると、いろんな利用方法ができそうです。
余談ですが、製品に液晶保護シートが4枚入っているそうです。本体の前面、背面用と、ケースの前面、背面用とのこと。液晶保護シート貼りの好きな方には、たまらない端末となっています。