先日、Canon FL50mm F1.4 I型を入手して使っています。オールドレンズらしい描写をするレンズで気にっています。
Canon FL50mm F1.4は、発売時期によって、I型、II型があるのですが、さらに初期型があると、写真家の上野由日路さんにFacebookのコメントで教えてもらいました。I型のレンズ構成が5群6枚なのに対し、初期型は4群6枚とのことです。ただ、存在が不明とのこと。
キャノンミュージアムに確かに記述があるのですが、写真がありません。
初期型に関しては情報が少ないようで、ネットの情報もバラバラです。それでも、初期型について、詳しく解説しているブログがありました。
https://fllensw2ii.exblog.jp/9089043/
こちらのブログでは、シリアル番号が3万より前を初期型と推測されています。
シリアル番号で初期型と思われるCanon FL50mm F1.4を入手しました。
I型と比べてみました。左がシリアル1万台の初期型と思われるレンズ、右がシリアル7万台のI型。違いとしては、マウント部分のネジ構成くらいで、I型とII型のように絞り優先リングAMの位置が違う、などわかりやすい違いはありません。
あとは分解して、4群5枚なのか、5群6枚なのか、調べてみるしかないようです。
作例です。アトムレンズで、黄変しているため、WBが難しいレンズですが、オールドレンズらしい描写が楽しいです。