ここのところTAKUMAR沼にはまっており、TAKUMARレンズをいろいろ使っています。
TAKUMARの中古は安価なので、オールドレンズ初心者だった6年前によく使っていました。また、最近になって、TAKUMARレンズの楽しさが分かってきました。年代によって、バージョンが代わり、レンズ構成、アトム玉、コーティングなど変化しており、写りがいろいろと変化しています。それぞれの年代のTAKUMARレンズの楽しさを理解できるようになりました。オールドレンズ沼は深いですね。
さて、このTAKUMAR沼の最終章とも言うべき、初期のTAKUMARであるTAKUMAR 58mm F2.4を入手しました。1957年発売のAsahiflex IIのレンズ。3群5枚のオクシン型という珍しい構成のレンズです。トリプレットレンズの後継レンズで、前玉と後玉にレンズが一枚ずつ追加されています。オクシン型を採用しているレンズは、希少で、このTAKUMAR 58mm F2.4くらいだそうです。
マウントが、Asahiflex IIのM37 マウントとなっており、マウントアダプターが必要です。M37-M42アダプターリングを使うと、M42で使えるようになっています。今回、M37-M42アダプターリングを、DMM.comに3Dプリンター作成アダプターを注文してみました。
装着しましたが、特に問題なく使えています。
さて、レンズの描写ですが、TAKUMAR銘ではありますが、私の所有するAuto-Takumar、Super-Takumar Multi-Coated-Takumarとは全く違う描写です。M42レンズらしいコントラスト強い感じや発色ななく、初期のレンジファインダーの描写に近いレンズです。ピント面もわかりにくく、撮影に苦労しますが、他のTAKUMARにはない描写を楽しめるレンズです。
モノクロパンフォーカスでも撮影してみました。F11, 15feetくらいです。