いやあ、凄い話が公開されています。PDA時代に超人気機種だったPalmを、ドコモが開発していた話です。実機の写真まで出てきて驚きです。
実は、先日、Palmの神様・山田達司さんとお会いしたときに、この話を聞いておりました。
このとき、同席されたマイカの井上さんが、後日、Palm開発者久保氏にインタビューして、貴重な記事として公開になりました。
PDAユーザーとしては、激動の時代の裏側で、こんな出来事があったのか!と衝撃のインタビューになっています。PDAは、当初、PCコンパニオンというコンセプトで、パソコンとケーブル接続して同期して、データを共有する、というコンセプトでした。
それが、携帯回線の発達により、スタンドアローンでネット端末への進化が求められて、携帯電話がiモードの登場で独自のネット端末に進化する中、PDAは通信機能を内蔵できず(一部端末では内蔵しました)、通信カードを挿して使うに留まってしまいました。
携帯電話の高機能化、ノートパソコンの軽量化により、PDAは、2005年のソニーCLIE撤退、シャープZaurus撤退などで、PDA市場は壊滅してしまいますが、その後、W-ZERO3というPDAとPHS機能が合体したスマートフォンがリリースされて、iPhone、Androidとスマートフォンという形で、PDAのDNAが引き継がれていきます。
もし、ドコモからPalmが発売されていたら、と考えるとワクワクしてしまいます。そんな夢が感じられるインタビューでした。モバイルユーザー必読です。是非お読みください。