好きなPDA10選~私のモバイルライフを支えた端末たち【はてなブログ10周年お題キャンペーン】

はてなブログが10周年でキャンペーンを実施しています。

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はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」は

「好きなPDA10選」を選んでみたいと思います。PDAとはパーソナルデジタルアシスタントです。スマートフォンが登場する以前、携帯回線を内蔵していない携帯端末がブームになりました。

こちらの写真はPDAとスマートフォンが混在していますがご了承ください。

http://blogs.itmedia.co.jp/itokoichi/assets_c/2018/07/DSC00647_R-thumb-640xauto-30479-thumb-640x427-30483.jpg

今時、こんなテーマで書くブロガーもいないかと思いますが、個人的な思い入れで書きます。

1位 HP200LX

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私がPDAにはまるきっかけになった端末です。1994年ごろから、10年近く使いました。ディスプレイを割ってしまったりしたので、合計3台使いました。OSは、DOSが動ていており、DOS/C化して、DOSアプリの日本語入力KATANAや通信巡回KTMを使いながら、後期はFTPソフトを入れて、ホームページの更新までしていました。

2位 シグマリオン3

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PDAが携帯電話、パソコンに市場を奪われて、最後に出てきたPDAです。2003年にドコモからPHSの販促端末としてリリース。ミニキーボードを搭載しながらも、入力のしやすいキーボードで、この端末でシグマリオン3の本「sigmarion III スーパーブック」を書いてしまいました。

sigmarion III スーパーブック

sigmarion III スーパーブック

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3位 CASSIOPEIA A-51

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1997年に日本初のWIndowsCE搭載端末として発売。機能としては非常に低く、動作も重く、キータッチもふにゃふにゃ。HP200LXに代わる端末として期待があったのですが、見事に裏切られました。ただ、この後リリースされるWindows Mobileの歴史の始まりと考えると、この端末で苦労したのが、私のWindows Mobile好きに繋がったのかもしれません。

4位 Visor Deluxe

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PDA業界ではWindows CEが人気が出ず、海外ではPalmが人気が高くなりました。そのPalmから由来したハンドスプリングにより廉価版のPalm OS搭載端末。Windows Mobileユーザーだった私が初めて使ったPalm端末です。一筆書き入力グラフィティを凄く練習しました。附属ソフトのPalm Desktopが優秀で、MacとWindowsにPalm Desktopを入れて、Visor Deluxeと同期していました。つまり、PIMデータをVisor Deluxeを通じて、MacとWindowsを同期していました。疑似クラウド端末ですね。

5位 Treo 90

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Palm OS搭載のミニキーボード搭載の海外版端末。この端末でPalmの神様山田さんのJ-OSに触れて、あまりの日本語入力のしやすさに感動してしまいました。

6位 Newton MessagePad 130

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アップルがiPhone以前に出したPDAがNewton。アイデアは素晴らしいNewton OSだったのですが、実用は非常に厳しい端末でした。アップルの暗黒時代を象徴する端末です。この後、スティーブジョブスが復帰して、iMac、iPod、iPhoneと大ヒットを出して、アップルが復活しました。

7位 iPAQ H3630

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WindowsCEが打倒Palmとして、Pocket PC(のちにWindows Mobile)というOSを搭載して出した端末。WIndowsCEの良さであるマルチタスクを封印して、Palmのようなシングルタスクのような振りをして(実際はマルチタスクで動いている)、使いにくさをアップしたPocket PCはPalm市場を超えることができずに苦戦。iPAQ自体はジャケットというシステムで、端末が拡張できるユニークな端末でした。

8位 Linux Zaurus SL-C700

 

電子手帳として一世を風靡したザウルスが、まさかのLinux搭載でPDAとして復活。ミニキーボードを搭載したPDA。Linuxで拡張できるのはあまりにニッチすぎたのか、コアユーザーには大人気でしたが、かつての電子手帳のようなブームは作れず。日本メーカーが作りがちな手抜きなキータッチのキーボードは入力で苦戦しました。

9位 CLIE TG50

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PDA激戦時代に、SONYがWindows Mobileではなく、PalmOSを搭載したクリエをリリースして、業界は驚きました。シングルタスクでリッチコンテンツが苦手なPalmOSをソニーがカスタマイズして、カラーディスプレイを搭載して、動画や音楽、カメラなどでどんどん拡張していきましたが、毎回モデルが大きく変わるベータ版を製品にしてしまうソニーの勢いも息切れして、クリエの終了とともに、PDAが終了してしまった感じです。クリエシリーズの中でも、ニッチだったのが、TG50。キーボードを搭載したものの、あまりに入力しずらいので、キートップにシールを貼って使っていました。

10位 Jornada 680、iPAQ h2210

2台選んですいません。キーボード搭載Jornada 680と、キーボードカバーを付けられるiPAQ h2210をPDAの中では凄く愛用していました。丁度良い使い心地で、インターネット時代に突入してから、この2台を長く愛用していました。

 

はてなダイヤリーを1997年に始めてから、24年ブログ更新を続けています。これらのPDAで更新していましたので、ブログの思い出がPDAの思い出でもあります。