Windows 10 Mobileサポートが12月10日に終了。1997年からWindows CE、PocketPC、Windows Mobile、Windows Phone、Windows 10 Mobileと22年間ありがとうございました

Windows 10 Mobileサポートが12月10日に終了になりました。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4485197/windows-10-mobile-end-of-support-faq

2019 年 12 月 10 日以降、Windows 10 Mobile をご利用のお客様に対しては、Microsoft から新しいセキュリティ更新プログラム、セキュリティ以外の修正プログラム、無料のサポート オプション、無料のオンライン テクニカル コンテンツの更新が提供されなくなります。サード パーティのサポート プログラムや有料のサポート プログラムでは、継続的なサポートが提供される場合がありますが、Microsoft サポートでは、Windows 10 Mobile の更新プログラムや修正プログラムが公式に提供されなくなることにご注意ください。

1990年代、アップルによるモバイル端末であるNewtonがリリースされて、アップルよりPDA(パーソナルデジタルアシスタント)というコンセプトが発表されます。その後、PDA端末が多数リリースされて、PDA戦国時代に突入します。私が最初に使ったモバイル端末は、DOS/Cで稼働することができるHP200LXでした。Windows登場以前に、パソコンはDOS/V搭載機が全盛の中、電池でDOS/Cが動くという驚異的な端末でした。

左がアップルNewton MessagePad130、右がHP200LX。

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PDAブームの中、PalmOSやZaurusなど人気になりましたが、私が選択したのは、Windows CEでした。HP200LXでミニキーボード搭載端末が魅力的に感じた私は、当初キーボード端末として登場したWindows CEを選択し、その後、ずっと使い続けることになります。この1990年代が、モバイルユーザーにとっての大きな分岐点で、Palm派とWindowsCE派に分かれていきます。

Windows CEは、マイクロソフトは、1996年に発表した組み込み型OSのWindows Embedded Compactをコンシューマー向けOS、WindowsCEとして、1997年よりモバイル端末に搭載されるようになります。

ja.wikipedia.org

日本では、1997年にWindows CE搭載機として、カシオペアとモバイルギアが先陣を切りました。

写真、左上が1997年に発売されたカシオペアA-51、右上が2003年に発売されたシグマリオン3。このシグマリオン3が、キーボード搭載Windows CE機のほぼ最終機となってしまいました。

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Windows CEのもう一つの流れとして、Palmを意識したキーボード非搭載のPocket PCがありました。その後、Windows Mobileとなり、スマートフォン機能を搭載します。写真左下がPocketPC搭載のコンパック製の2001年発売の初代iPAQ H3630、その隣がWindows Mobileを搭載した2005年発売のウィルコムW-ZERO3。日本独自端末のW-ZERO3は、ミニキーボード搭載スマートフォンとして、PDA市場が壊滅してしまった日本のモバイルユーザーの救世主になります。

PDAからスマートフォンにニーズが移行する中、日本ではアップルiPhone 3Gが2007年ソフトバンクより発売、AndroidOS搭載のHT-03Aが2008年ドコモより発売となります。iPhoneとAndroidの普及で、Windows Mobileは危機を迎えます。

その中で大きな方向転換がありました。Windows CE、PocketPC、Windows Mobileと長年積み重ねた資産を全て捨て、Windows PhoneというOSに変更したのです。Windows Phone初代機は、日本からIS-12Tがauから2011年発売となります。写真の下部の右から2番目の端末がIS-12Tです。

アプリストアによるエコシステム、現在のWindows 8, Windows 10に通じるタイルデザイン、ソーシャルを一元化したハブシステムなど、画期的なモバイル端末でしたが、見事玉砕します。従来のWindows Mobileユーザーも失い、市場シェアをどんどん下げていきます。

そして、もう一つの転換を行います。Windows 10のリリースに合わせて、デスクトップOSと統合したWindows 10 Mobileをリリースします。デスクトップとスマートフォンで同じアプリを使うというコンセプトでしたが、さらに市場シェアを下げてしまう結果に。

今のSurfaceシリーズのようにマイクロソフトがハードウェアを出すべく、NOKIAを買収してWindows Phone端末を出しましたが、市場の回復には繋がりませんでした。

そして、2019年12月10日、Windows 10 Mobileのサポート打ち切りとなりました。1997年から22年間お世話になったWindows Mobileの終了です。Windows CEやWindows Mobileは、ユーザーカスタマイズが必須で、ユーザーも少ない中、ユーザー間の情報交換が必須でした。Windows CEがスタートした1997年よりホームページで情報発信をして、いろいろなユーザーに情報を寄せていただき、助けていただきました。現在、ブログが続けられているのは、Windows Mobileを通じて出会ったユーザーのみなさんのおかげです。

スマートフォンも便利になり、家電化へ進んでいますが、まだまだユーザーが工夫する余地はあります。モバイル機器が便利に使えるように、情報発信はブログで続けていきたいと思います。

 

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