先日行われたPDA博物館のイベント記事が価格.comにて公開になっています。
記事内で、私が登壇した様子がレポートされています。
14時からは、All About Japanの「スマートフォン」ガイドであり、「Windows Phone応援団」のブロガーでもある伊藤浩一氏が登壇。伊藤氏が初めて使ったPDAは「HP200LX」。その後、Windows CE、Windows Mobile、Windows Phoneと、マイクロソフトが開発したモバイル向けOSを使い続けたが、いずれもメインストリームにはなれなかった。伊藤氏は、その要因について「もともとマルチタスクOSだったのに、Palm人気に乗じてシングルタスクのように見せたのが悲劇の始まりだったのでは」と分析する。
ちょっと意図が伝わっていなかったようなので、ここで言い訳など。
Windows Mobileがメインストリームになれなかったのはシングルタスクのせい、と言いたかったのではなく、私の前に登壇したPalmの神様、山田達司さんに対して、Palmに対抗してPocketPCやWindows Mobileを疑似シングルタスクOSに見せかけて、Palm市場を侵食しようとしたことに申し訳ない、という話をしたのでした。
Windows CEは、マルチタスクで使いやすくかったのに、当時、全盛だったPalmを意識して、シングルウィンドウでシングルタスクっぽく見せて、Pocket PCやWindows Mobileがリリースされました。私は、アプリ作家の皆さんにお願いして、Pocket PCやWindows Mobileを従来通りのマルチタスクで使えるようにアプリを開発してもらったりしていたので、使い勝手は問題なかったのですが、Palmを意識しすぎて、使いにくくなっていたことが残念でした。
という話をしたつもりだったのですが、シングルタスクに見せたのが、Windows Mobileが流行らなかった原因、という話に伝わっていたようで残念です。
まあ、本来は、Windows MobileからWindows Phoneの話をして、現在のスマートフォンのiPhoneやAndroidの流れに乗れなかった、ということをメインに話をするつもりが、Windows Mobileまでで終わってしまったのが、敗因ですね。
会場の皆さんが楽しんでくれたようなので良かった、ということにしましょう。
実は、この登壇の話の続きは、取材していただたいので、いつか掲載していただけると思いますので、楽しみにしています。