オールドシネマレンズをデジタルカメラで使っていますが、写真のみで使っています。レンズのポテンシャルを考えると、いつかは動画を撮ってみたいと思っています。しかし、シネマレンズの特徴を生かした動画を撮るには、動画をRAWで撮影して、カラーグレーディングしたいところです。シネマカメラの中で、動画RAW撮影に対応したBlackmagic Pocket Cinema Camara、略してBMPCCがあり、プロユースだけでなく、アマチュアでも動画現像ができるため人気があります。
このBMPCCをレンタルできるサービスがありましので試してみました。パンダスタジオです。こちらで映像機材レンタルサービスがありましたので、試してみました。
こちらのレンタルサービスにて、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K(BMPCC 4K)を借りてみました。一緒に予備バッテリーもレンタルしました。なかなか試用できる機会のないシネマカメラを安価にレンタルできますので、お勧めのサービスです。
BMPCC 4Kは、マイクロフォーサーズマウントとなります。35mm換算で約1.9倍で、ほぼマイクロフォーサーズと一緒です。レンズはArriflex STDマウントのXenon 25mm F1.5を使ってみました。マイクロフォーサーズマウントカメラとしては大型ですが、業務用動画カメラと同程度の動画が撮影できることを考えると驚異的な小ささです。
ディスプレイは、5インチととても大きくマニュアルフォーカスで動画撮影がやりやすくなっています。ソニα7IIとサイズ比較をすると、差が歴然ですね。
映像カメラを扱うのが初めてなので、シャッター速度ではなく、角度表示だったり、動画の圧縮形式の選択など、戸惑う部分が多く、写真とは別世界であることを実感しました。
動画はRAWとFilmモード(slog)で撮影ができます。動画の現像ソフトは、Blackmagic Desighnにて、無料版のDaVinci Resolveが提供されています、
動画RAW現像はPCスペックが必要なようで、私の手持ちのPCでは途中で落ちてしまうことがありました。フィルムモードで撮影して、カラーグレーディングしていない動画はこちらです。カラーグレーディングは、もう少し高いスペックのPCで後で試してみようと思います。なお、フィルムモードで撮影したファイル形式はmovですが、再生できるアプリは限られているようで、DaVinci Resolveでエクスポートは必須ですね。
BMPCC 4Kは動画だけでなく写真も撮れます。ただ静止画は、シャッター
ボタンというより、画面キャプチャ―ボタンに近く、慣れが必要です。RAWデータは一枚12Mバイトほどありました。写真RAW現像は、スマホアプリSnapseedでできましたので、試してみました。RAWデータを読み込み、ホワイトバランス、露出補正をして、エクスポートしました。RAW現像で自分なりのプロファイルが作れれば楽しそうですね。
BMPCC 4Kという映像用カメラを試用できて貴重な体験でした。パンダスタジオでは、各種レンタル機器が充実していますので、試してみてはいかがでしょうか。