日産サクラには、コネクテッドカー機能としてNissanConnectというサービスがあります。
自動車のIT化により、快適性や安全性の向上が実現され、センサーと内部のネットワークにより実現できることだけでなく、クラウドと接続することにより、様々な情報サービスを受ける事が可能になる[1]。
コネクテッドカー市場は、自動運転、安全性向上、車載インフォテインメント(IVI)、快適な運転、車両管理、走行管理、ホームインテグレーションの分野で発展すると予想されている[2]。運転状況を常時監視するテレマティクス保険[3]の普及も見込まれる他、Visaとアクセンチュアは、コネクテッドカーから運転中に事前に商品を注文して店頭で受け取ったりする機能も試作している[4]。国内でも、助手席向けアプリなど、コネクテッドカーの新しいアプリケーションが試作されている[5]。
日産サクラを購入した動機の一つが、このNissanConnectを使ってみたいのもありました。サクラがコネクテッドカーとなることで、車全体が情報通信機器になります。EV情報、位置情報、地図情報の送受信、オペレーターによるSOSコールなどサポート、そして、EV情報を連携しながら車をスマートフォンで管理できるサービスになります。年間7920円の有料サービスです。
このサービスを使うことで、EV車がスマホのIoT機器のように手軽に管理できるかな、と期待しています。
NissanConnectの申し込み方法です。
NissanConnectの申込書をディーラーでもらい、オンラインで申し込みをします。申込には、車を購入時の電話番号を入力することで、ディーラーから送られた車の情報が確認されて、NissanConnectのIDとパスワードが発行される仕組みです。IDとパスワードの発行に3日間かかりました。IDとパスワードを変更して、アプリにログインして利用開始です。
NissanConnectのスマホアプリで利用できる機能を紹介します。
NissanConnectのトップ画面。現在の車の位置が地図上に表示されます。ちなみに、表示されている車のカラーは変更できます。
バッテリーの%表示をクリックして「充電」へ。現在のバッテリー残量と、エアコンオンオフの航続距離、充電時間が表示されます。
車の状態。鍵の施錠や警告灯の様子がわかります。施錠されていない場合は、リモートで施錠ができます。
充電スポット満空情報。付近の充電スポットの表示です。場所を指定して検索もできるため、旅先の充電スポットを検索にも使えます。
ドアtoドアナビ。現在の車の位置から、行き先までのナビの検索です。便利なのが、途中の充電スポットの指示もでます。検索結果を車のナビに送ったり、Googleマップに送ることもできます。
エアコン設定。リモートでエアコンのオンができます。起動する日時指定もできます。乗る数分まえにエアコンをつけておくと快適です。
ドライブ履歴。一日の平均電算も表示されます。
メニューから「マイカー情報」。
メニューから「パワースイッチON通知」。時間帯を指定して、ONになったらスマホに通知が来るようにできます。夜間の盗難対策になります。
メニューから「ブルースイッチカード」。EV車利用で、各自治体の優遇が受けられるカード。鹿児島と佐世保の優遇があるようです。
NissanConnectのアプリ以外のサービスとしては、
●EVサポート:バッテリー残量が低下すると、メーターに警告と航続可能距離の目安を表示。ナビ画面で周辺の充電スポット検索を促す。
●OTA地図更新:地図が自動更新
●スマートデバイス連携:Alexaなど音声デバイスでサクラを操作
●オペレーターサービス:ナビの通話アイコンを押すと、オペレーターと話して、ナビの設定をします。
●docomo in Car Connect:別料金。LTE通信で無制限のWifi接続できるサービス。車がアクセスポイント。
●SOSコール:天井にあるSOSボタンでオペレーターと接続。
スマートフォンアプリNissanConnectでサクラを管理する、というのは、新しい体験で楽しいですね。モバイル+モビリティの活用をしたいと思います。