写真家田中長徳氏主宰のチョートクブラぱち塾に参加してきました。今回は、銀座周辺の長徳氏の50年の歩みを振り返るフォトウォークです。
今回は雨天ということで、参加者も少な目でしたが、その分、濃いトークを楽しめました。
私は、フィルムカメラContax IIIa, NIKKOR 5cm F1.4とLUMIX GX7, Arriflex-Cinegon 10mmで参戦しましたが、雨天のため、デジタル中心になりました。雨天でもフィルムを使えるようになりたいですね。
Arriflex-Cinegonは長徳氏によると、デジタルが登場する以前に数本所有していたそうで、デジタルのマウント変換で人気になり手放したそうです。ライカマウントのマクロシネゴンも所有しているそうで、さすがですね。
銀座駅の地下道に集合。長徳氏は、銀座にある日本デザインセンターに3年ほど勤務されて、50年前の銀座は思い出深いそうです。
地下道の不思議な段差。
地下道から、地上に繋がるこの通路を毎日通勤していたそうで、気の重い道だったそうです。日本デザインセンターで激務だったようですね。
銀座の歩行者天国にて。ブルガリのあたりに、オリンピックという洋食レストランがあったそうです。また、ニコンギャラリーもこの辺りにあったそうです。
銀座のポーラにて写真展を見学。撮影OKでした。当時、日本の海外で活躍する写真家は、ロンドンのハービー、パリの田原、ウィーンの田中と言われていたそうです。今回の写真展は、石にプリントした斬新な作品でした。田原氏は昨年6月6日に他界されました。作品を見ながら、長徳氏の田原氏の思い出を語っていただきました。
田原桂一 一周忌展「Sens de Lumière」 | 田原 桂一 Tahara Keiichi LightScape
長徳氏の勤務していた東銀座方面へ。
路上の水道管見取り図。
三十間堀川の跡地。細長いビルが建っています。ビルの向こうはすぐ道。
古いビルの奥野ビルへ。
街中を散策。
三共カメラ。日本デザインセンターの勤務時代に、こちらで木村伊兵衛さんに出会ったそうです。日本デザインセンターの入っていたビルに洋書を見ることができる場所があったそうで、海外の写真集を見るのに便利だったそうです。他は、かつてあった銀座のイエナ書店で海外写真集を見るしかなかったとか。イエナ書店は懐かしいですね。
再びホコテンへ。時の記念日でこんな情景も。
長徳氏がかつて事務所として使っていた中銀カプセルタワービル。設計した建築家黒川紀章氏の逸話もお伺いしました。
銀座の歴史に触れることのできたフォトウォークでした。参加されたみなさま、お疲れ様でした。