AFマウントアダプターTECHART LM-EA7をカスタマイズする方法

マニュアルフォーカスレンズをオートフォーカスで利用できるマウントアダプターTECHART LM-EA7をソニーα7Cで使っています。

このマウントアダプターの面白いところは、絞り値でレンズの焦点距離が設定できること。普段使うときは絞り優先にして、F2にしておく必要がありますが、例えば絞り優先でF25にしてシャッターを切ると50mmと登録されて、その後はF2に戻して撮影すると、その後のExifデータのレンズ情報が50mmになります。また手ブレ補正も50mm相当で効いていると思われます。

そして、各F値にレンズ焦点距離が割り当てられていますが、この割当も変更することができます。スマートフォンとBluetoothで接続して、専用アプリで割当を変更します。

方法としては、アプリ上で、設定したい絞りと焦点距離の組み合わせを作成しておきます。カメラを絞り優先モードで絞りF90にしてMFモードでシャッターを押してカメラの電源を切るとLM-EA7のBluetoothがオンになります。

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スマートフォンでLM-EA7とペアリングした後に、アプリからConfigをタップすると設定が同期されます。

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設定したF値と焦点距離の表をマウントアダプターに貼っておくと便利です。今回はF39に85mmが登録されていたのですが、75mmに変更しました。

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ちなみにF36とF40はLM-EA7のAFをオフにしたときの動作を設定する絞り値です。F40でシャッターを一度切ると、F2に戻して撮影モード時にMFに切り替えると、マウントアダプターのヘリコイドが最大に繰り出した状態で固定されるので、レンズのピントリングを近接にすると、レンズの最短距離よりもさらに寄って撮影ができます。またF36で登録しておくと、無限遠の状態でMF撮影ができるので、パンフォーカス撮影などに便利です。