写真家田中長徳さんが主催の「チョートクブラぱち塾」に参加してきました。新型肺炎以前は、毎月開催されていたのですが、久しぶりの開催です。
今回は、「田中長徳写真展TODAY TOKYO 1964/2020」が開催されているgallery bauhausで座学を中心に行われました。以前、写真展にお伺いしたときのエントリーはこちらです。
前回の東京オリンピックの前から、東京のスナップを50年以上撮り続けている長徳さんならではのスナップの神髄を語っていただきました。
写真展で展示されている写真に関しても、一点一点詳細な解説があり、勉強になりました。写真展では、昔の東京と今の東京が混在しているのですが、「今と昔の東京スナップの違いは人の顔」というお話がありました。プライバシー問題でスナップ撮影が難しい時代になり、スナップに人の顔が映りこんでいる作品が減ってきています。顔も時代を象徴する被写体だと思われますので、寂しい現状ですね。
また、gallery bauhausの近所にある「聖橋」の話題になりました。
聖橋は1927年(昭和2年)に関東大震災の復興の一環で建造されて、山田守氏による建築。聖橋の被写体としての魅力を紹介しました。山田守氏は、武道館、京都タワーなどデザインした日本を代表する建築家なんですね。
座学が終わった後は、聖橋に移動して、ワークショップの続き。田中長徳さんが、「東京バルコニー」と呼ぶ場所です。
集合写真を撮影。私は、Kiev10マウントのMir-20を付けたα7Cを持参。3Dプリンター製のKiev10-ライカMマウントを褒めていただきました。
「チョートクブラぱち塾」はFacebookで参加申し込みが可能です。以前は、月に一度、第二日曜日開催でしたが、現在は不定期になっています。田中長徳さんの貴重なお話と、生のスナップする姿を拝見できる貴重なワークショップです。
田中長徳さんのnoteで、今回のワークショップの音声データが有料で公開されています。