荒木町の我楽多屋で面白いレンズを見つけました。KOWA Prominar Anamorphic-8。
アナモルフィックレンズのようですが、16mmや35mm用ではなく、8mm用のようです。アナモルフィックレンズは、横に圧縮して撮影できるアダプターレンズで、通常のフィルムでワイドな撮影ができるレンズです。仕組みとしては、アナモルフィックレンズで撮影後、映写機にもアナモルフィックレンズを付けることで、ワイドなフィルムを映写できる仕組みです。今ならカメラにパノラマ撮影機能があったり、編集ソフトでワイドにトリミングが出来ますが、フィルム時代にワイドな映写を実現していました。
横に圧縮して撮るアナモルフィックは、独特なボケ、縦に長い丸ボケや車の光芒が横一線になるなど、映画の世界でよく見られるボケを再現できます。
KOWA Prominar Anamorphic-8は、Kallo-8という8ミリフィルムカメラ用のため、レンズに付けるクランプがありません。
最初はレンズに手で当てがって使っていたのですが、CマウントレンズNEEWER 25mmにねじ込めました。
アナモルフィックレンズで撮影する際には、アナモルフィックレンズにもピントリングがあるため、アナモルフィックレンズを目視で合わせたあと、本体のレンズで合わせて微調整する必要があります。
また撮影した写真は縦長になっているため、写真アプリで縦方向を圧縮する必要があります。いろいろ試してみましたが、0.6倍にすると丁度良いようです。
作例です。
PENTAX Q7、PENTAX-110 18mm、Anamoruphic-8。
加工前。
PENTAX Q7, ZEIKA 38mm、Anamorphic-8。
加工前。
加工後。
NIKON1 J5, NEEWER 25mm, Anamorphic-8。
加工後。