ソニーのワイヤレスノイキャンWF-1000Xを使い始めました。左右独立型のワイヤレスヘッドフォンでノイズキャンセル機能を搭載しています。左右独立型のワイヤレスヘッドフォンとしては、AirPodsを発売当初から愛用しており、2016年12月に発売されてから、ほぼ毎日使っています。使いやすく全く不満が無かったのですが、ノイズキャンセル機能に惹かれてWF-1000Xを購入しました。両者ともに、よくできた製品で、特長が違う部分がありますので、比較したいと思います。
比較としては、ヘッドフォンとしての音質と、ワイヤレスヘッドフォンとしての使い勝手の二つに分かれると思います。最初に結論を言ってしまうと、音質はWF-1000Xの圧勝、使い勝手はAirPodsの圧勝です。細かく比較します。
●音質は?
ヘッドフォンの音質としては、好みにもよりますが、私はソニーのヘッドフォン好きなので、圧倒的にWF-1000Fです。特にハイレゾウォークマンとペアリングしたときは素晴らしかったです。
●没入感は?
これは、ノイズキャンセル機能のあるWF-1000Fが素晴らしいです。ただ、カナル式ヘッドフォンと開放型ヘッドフォンの差があるため、単純比較はできないとは思いますが。カフェや電車などノイズの大きい場所で装着すると、相当差が出ます。WF-1000Xは、ノイズキャンセルのオンオフを右耳ボタンでオンオフが可能です。
●安定感は?
WF-1000Xは、右の接続が途切れることがたまにあります。接続優先を選択していても、たまにあります。
●動画視聴は?
WF-1000Xは、音の遅延があるため、動画を見るのは辛いです。動画を観る場合は、有線ヘッドフォンを持ち歩いて、使い分けた方が良いでしょう。AirPodsは遅延を感じるシーンはありませんでした。
●使いだしは?
使いやすさとしては、AirPodsが一歩進んでおり、ストレスフリーです。ケースから取り出せば、ペアリングが終了しており、すぐに使えます。
一方、WF-1000Xは取り出してから、左右のペアリングが終了するまで、数秒待つ感じです。
●操作感は?
これは、WF-1000Xには左右に物理ボタンがついているので、使いやすいです。AirPodsはダブルタップでSiriの呼び出しや、音の停止ができるのですが、私のAirPodsはダブルタップが不調で反応しないことが多いです。そのため、音楽の停止操作は、Apple Watchを使うことが多いです。
ただ、AirPodsは片耳を外すと、自動で音が止まるので、これは便利な仕様ですね。WF-1000Fの場合は、右耳のボタンを一回押せば止まるので、これも便利です。
●装着感は?
装着感としては、AirPodsの方が軽く、負担がない感じ。WX-1000Fも耳に固定される感じは悪くないのですが、落ちそうな不安感があります。イヤーパッドが沢山同梱されていますので、自分の耳に合ったサイズを選択すればよいでしょう。
●充電ケースのサイズは?
これはAirPodsの勝ちですね。WF-1000Fはサイズ感でどうしても負けてしまいます。ただ、WF-1000Fはサイズの割に軽いため、ポケットに入れていても、大きさ以外は負担ではないです。
●充電ケースへ収納は?
充電は、AirPodsはケースにマグネットで吸い込まれていき、簡単に充電状態になります。WF-1000Fは、カチッとなるまではめないと充電状態になりません。
●充電時間は?
これはAirPodsの圧勝です。一回の充電で5時間利用できます。WF-1000Xは3時間となります。
また、充電ケースとの併用で、AirPodsは24時間、 WF-1000Xは9時間となります。一日1-2時間の利用で、AirPodsは1週間以上持ちますが、WF-1000Fは1週間持たない印象です。この差は大きいです。
●結論は?
最初に書きましたが、音質や没入感ではWF-1000X、日常の使い勝手や動画利用はAirPodsです。気軽に利用するのであれば、AirPodsですが、WF-1000Xは使っていて満足感は高いです。手間はかかりますが、それだけの価値はあるかと思います。
現状は、iPhoneはAirPodsとペアリング、Galaxy Note 8はWF-1000Fとペアリングして、併用しています。しばらく、併用して試してみます。

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