9インチ以下のウルトラモバイルPC, UMPCが盛り上がっています。私も、GPD社のGPD Pocket, GPD MicroPC, GPD P2 Maxを愛用しており、6インチから8.9インチまでの小型PCの恩恵を日々受けています。現状のモデルで、小型でフルのWindowsが操作できるということで、ほぼ満足しているのですが、欲を言えば、モバイル通信機能を内蔵してほしいと思っています。Wifiは接続する手間と、不安定な場合があり、手軽にすぐ通信するには、モバイル通信機能を内蔵することです。
LTE機能を内蔵したUMPCがMagic-Benよりリリース予定です。「MAG1」という機種で、SIMスロットと合わせて、LTEモジュールを内蔵することも可能だそうです。Geekbuyingというオンラインサイトによると、WifiモデルとLTEモデルが掲載されています。
今回、MAG1のプロトタイプをお借りしましたので、写真で紹介します。製品版と違う可能性がありますのでご了承ください。
画面サイズは8.9インチ、2560x1600IPS液晶。電池容量は8600mAh。重さは690g。
キーボードは十分なキーピッチがあり、良好な入力環境です。キーボードバックライトを搭載。
トラックパッドを搭載。小さめなので、クリックしながらドラッグは慣れが必要です。
電源ボタン横に指紋認証搭載。
ディスプレイはここまで開きます。
天板部分。
底面。
右側面にUSB Type-A、USB Type-C、microSDカードスロット。
左側面にmicro HDMI、3.5mmジャック、SIMスロット。
SIMカードトレイを出したところ。
OSはWindows 10、CPUはCore m3-8100Y、RAM8GB・ストレージ256GBとRAM16GB・ストレージ512GBのモデルがあります。
ベンチマークの結果は、同じCPUを搭載しているGPD P2 Maxとほぼ同じでした。
GPD P2 Maxとサイズ比較。
操作感としては快適です。WEB表示もサクサク動きます。バッテリーの持ちもそれほど負荷をかけなければ、数時間は使えそうです。バッテリー節約設定をすれば8時間を超える動作時間の表示がされました。欠点は小さなトラックパッドくらいでしょうか。外付けマウスを併用した方が操作効率は上がるでしょう。
今回のプロトタイプではSIMカードをSIMスロットに入れてみましたが、残念ながらSIMを認識しませんでした。いつか実機で試してみたいですね。
8.9インチのUMPCも各社出揃ってきました。小型機器にLTE機能はとても便利です。今後もLTEモデルが続々とリリースされることに期待です。