【iPhone 11】初期状態でHDRバリバリ写真になるのはどうしたものか

iPhone 11を使っています。今までiPhoneはカメラ機能をほとんど使っていませんでしたが、iPhone 11の超広角カメラが予想以上に面白いので愛用しています。今更ながらiPhoneのカメラ機能を使い始めて、新たな問題が発生しました。

iPhoneで撮影した写真はとてもよく撮れるのですが、HDRがきつめにかかるようです。特に明暗差が大きな被写体の場合。

先日、香港で良い天気の中で撮影したときに、日陰の部分をiPhoneは撮影時に生かそうとするため、非常に不自然な写真になりました。

作例です。実際は、左側の建物は、全て日陰です。右側の建物が日向です。普通、日陰の部分をここまで救うと、空が白くなったり、日向部分が露出オーバーになりますが、それをHDRで補正しています。この写真は、HDRを自分で強くかけたわけではなく、初期状態でこんな写真になりました。

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続いての作例です。こちらの写真も香港にて。手前の広場が日陰でした。こちらを救うためにHDRがかかっているのですが、ビルが漫画みたいな色合いでぺったりしてしまいました。HDR写真によくあるパターンですね。

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Facebookでこの写真をご覧いただいた方で、どこが不自然なのか?という発言をされている方もいました。今や、このようなスマホで加工された写真がスタンダードなんですね。

また、別の作例です。こちらiPhoneのアプリ「写真」の加工を試してみました。

初期状態と加工とモノクロ加工です。明暗差のある被写体ですが、HDRで救われています。のっぺりしてしまうので、コントラストを上げてみました。さらに、ノアールという加工で黒を強めにモノクロにしました。

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こちらの作例は、逆光のため、本来なら暗くなってしまう部分がHDRで救われています。コントラストを上げてみました。さらに、ノアールでモノクロ化です。

 

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普通だと真っ黒や真っ白になってしまう写真がiPhoneではとても綺麗に撮れます。この綺麗は「自然」ではないんですよね。ここが妥協できれば、iPhoneで楽しく写真が撮れると思うのですが、どうしたものか、現在悩み中です。