荒木町の我楽多屋に行くと、珍しいレンズがありました。Soligorなのですが、エキザクタのようなレンズシャッターボタンがあります。銘板を見ると、Soligor Mirandaと書いてあり、Mirandaマウントのレンズのようです。
Miranda用のマウントアダプターは以前入手していました。貴重なマウントアダプターです。
というわけで、衝動買いをしてしまいました。Soligor Miranda 50mm F1.9です。
ミランダは、レンズが帝国光学(Zunow)、興和、アルコ写真工業、藤田光学工業、富岡光学など、各社がOEM制作していたようで、謎に包まれています。なお、今回入手したSoligor Miranda 50mm F1.9は、シリアル番号の前にTYが付いており、珍しいようです。TYもKOWA製になるようです。海外で人気のKowa Prominarに似た外観のようです。
Soligor Miranda「Y」と「 K」の間には 「TY」のシリアルナンバーがごく少数ある。TYナンバーのモデルにはProminarの外見的特徴が色濃く残されており、一種のミッシングリンクのようなモデルである。
soligor miranda 50mm f1.9はダブルガウス型のようです。
シャッターボタンによる絞り連動が不調で、絞りはリア側のレバーを手動操作しないと動かない状態です。絞り操作するときは、レンズを外して操作する必要がありますが、絞り不動よりはよいかと思います。
マウントアダプターにて、α7IIで使用。
作例です。
開放では、繊細なノスタルジックな描写です。
モノクロで、F11のパンフォーカスにて。